講義:「お口の健康は全身の健康」   令和元年8月29日(木)

歯科衛生士・主任介護支援専門員の渡邊紀子様に「お口の健康は全身の健康」というテーマでご講義いただきました。「口は何をするところ?」という問いかけから始まり、学園生はすぐさま「食べること、しゃべること、呼吸すること」と当たり前に答えましたが、他にも「顔の表情、力の発生(ふんばり、バランス)、脳への刺激等」もあると説明を受け、なるほどとうなずいていました。講義は、口腔ケアが主となって進められましたが、マスコミや巷の常識で捉えていることが実際とは随分違っているという事実を学びました。軽快な口調で、身近なことを具体例として取り上げたり、先生の体験に基づく話が随所にあり、終始引き付けられました。また、質問にも随時気さくに答えていただきました。「弱る足は鍛えるのに、大切な口は鍛えないの?」と言う先生の最後の深い問いかけが響きました。途中緊張をほぐすような運動や咀嚼の体験もあり、楽しい雰囲気の中で大切なことをたくさん学び、あっという間に終了の時刻になりました。いつも以上に集中し、口腔について関心と実践意欲を高めた講義になりました。

講師の後ろから講義の様子を撮影した写真講師の後ろから講義の様子を撮影した写真正しい姿勢をとる動きを体験している写真講義の様子を撮影した写真