講義:「介護保険制度の現状」 平成30年11月27日
北海道総合福祉研究センター理事長の五十嵐教行先生にお話いただきました。最初に、介護保険制度を取り巻く環境と題し、2000年に介護保険制度がスタートした状況について詳しくお話しくださいました。この制度は、少子化と高齢化で、増加する高齢者の介護を家族で行う限界からスタートしたとのことである。後半は、介護保険制度を利用する際の問題点を2点お話しくださいました。申請主義であるにも関わらず、1点目は、いつ、どのような状況で申請するのかが明確でない点を、2点目は、申請する方の心の問題であることを指摘されました。学園生にとって関心の高いテーマで、終始うなずくことが多くあり、たいへん熱心に聞き入った授業でした。