講義:「ホスピス~いのちの現場から」      平成31年1月22日

創造学園42期専攻科の3学期が本日スタートしました。最初の講義は、札幌南徳洲会病院ホスピス病棟医長の加藤久昌先生のご講義でした。日本の「がん」の現状からお話は始まり、ホスピスに関する意識調査の結果、そしてホスピス・緩和ケアについてが講義の前半でした。後半は、札幌南徳洲会病院のホスピスで大切にしていることが中心でした。最後にホスピスとは、「その人らしい人生を全うできるように、大切な人とともに支え寄り添うところ」と表現され終了しました。加藤先生の穏やかな話し方に引き込まれ、ホスピス「いのちの現場は明るい」というイメージにしていただいたご講義でした。

講師の後ろから講義の様子を撮影した写真右後方から講義の様子を撮影した写真真後ろから講義の様子を撮影した写真右後ろから講義の様子を撮影した写真

講義:我が国の医療制度   平成30年12月13日

創造学園43期教養科は、北海道総合福祉研究センター理事長の五十嵐教行先生にお話いただきました。医療保険とは何かのお話から始まり、疾病構造の変化、そして医療費の現状をユーモアいっぱいにお話いただき、学園生はすっかり引き込まれていました。また、今の生活に直結するお話でもあったので、しっかりメモを取り、最後まで集中して受講できました。来週は管理栄養士の山元美恵子先生の講義です。

講義をしている講師の正面から撮影した写真研修室の後ろから全体の様子を撮影した写真講師の後ろから全体の様子を撮影した写真研修室の斜め後ろから全体の様子を撮影した写真

講義:「体幹ストレッチで健やか人生」      平成30年12月6日

札幌生涯学習インストラクターの会、嘉指 毅先生にストレッチを教えていただきました。今の健康を長く続けること、隙間時間に体を動かす習慣づくり、体幹を鍛えるという3つを柱に、お話を聞き、休憩をはさんで、さっそく実習に入りました。1つ目は椅子に座ったままで各種のストレッチを行い、続いて体幹ストレッチをやりました。最後は寝て行うストレッチでした。上手くできないこともありましたが、終始学園生は明るく元気よくストレッチを行っていました。先生も笑顔で一人一人に丁寧に関わり、とてもいい雰囲気の中、楽しくストレッチを学びました。

背伸びのストレッチをしているテイルズ様子を正面から撮影した写真撮影した写真椅子に座って簡単なストレッチをしている様子の写真マットに正座して説明を聞いている写真マットで足を伸ばし股関節のストレッチをしている写真

講義:「身近な発光する材料とノーベル化学賞・鈴木カップリングの深いつながり」  平成30年11月29日

北海道大学大学院の准教授山田幸司先生にご講義いただきました。マジックライトペン、ケミカルライト、ルミキット(光の三原則キット)等、身近な材料ばかりを取り上げて、実に明快な実験で、楽しさと不思議さで終始学園生をひきつけながら説明していただきました。講義の中で、各自の実験場面を設けていただき、驚きの声をあげて取り組んでいました。また、鈴木カップリングについても、医薬品の応用、有機ELディスプレイ等を例に説明していただき、難しかったけれどよく理解できたと思います。
身近な発光する材料が、LEDの信号機、地下鉄東豊線車内掲示板、液晶ディスプレイ、マジックライトペン、紙幣の偽造防止、非常口の表示等になって、身の回りにすでにたくさんあることがよくわかったご講義でした。

部屋の後ろから講義の様子を撮影した写真講師側から講義の様子を撮影した写真講師の後ろから講義の様子を撮影した写真ケミカルライトを発光させて楽しんでいる様子を撮影した写真

講義:「介護保険制度の現状」          平成30年11月27日

北海道総合福祉研究センター理事長の五十嵐教行先生にお話いただきました。最初に、介護保険制度を取り巻く環境と題し、2000年に介護保険制度がスタートした状況について詳しくお話しくださいました。この制度は、少子化と高齢化で、増加する高齢者の介護を家族で行う限界からスタートしたとのことである。後半は、介護保険制度を利用する際の問題点を2点お話しくださいました。申請主義であるにも関わらず、1点目は、いつ、どのような状況で申請するのかが明確でない点を、2点目は、申請する方の心の問題であることを指摘されました。学園生にとって関心の高いテーマで、終始うなずくことが多くあり、たいへん熱心に聞き入った授業でした。

部屋の後ろから講義の様子を撮影した写真講師の後ろから講義の様子を撮影した写真角度を変えて講師側から撮影した写真研修室全体の様子を撮影した写真

講義:「転倒骨折予防と健康づくり」       平成30年11月22日

北海道医療大学リハビリテーション科学部教授の鈴木英樹先生にご講義いただきました。国の施策は健康寿命を延ばすことを目的としているが、その中で、高齢者が寝たきりになる原因は転倒による骨折が第3位に位置していることを指摘され、その対応を考えていくことが今日の講義の中心でした。どんな人が転びやすいのか。それは筋力が弱まっている人、バランスが悪くなっている人だとのことです。それを調べるテストを学園生は体験しました。また家庭で手軽にできる簡単な体操を練習しました。これからの冬期に向けて、改めて「転倒予防」に関心を深めたご講義でした。

講義の様子を部屋の後ろから撮影した写真講師の指示でテストをしようとしている様子の写真学園生同士でバランスを調べている様子の写真足の指の力を測定する器具の説明を受けている写真

視察研修:「道警本部・道庁赤レンガ」      平成30年11月15日

創造学園43期教養科は、本年度最後の視察研修を実施しました。天気が急変する中、45名の学園生は北海道警察本部に集合しました。道警職員の方の案内で、警察官の制服の変遷をたどる展示や通信指令室、交通管制センターなどを見学しました。最後は、かつて使われていた白バイの展示物に乗った方もいて、楽しい体験ができました。続いて、北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)前に、鮮やかな紅葉を見ながら移動しました。今度は観光ボランティアガイド2名に案内され、史跡「旧開拓使本庁舎跡」見学から始まり、限られた時間で文書館内を見学しました。その中で、新しい発見をすることがたくさんあり、充実した視察研修となりました。

信号機の説明をしている様子を撮影した写真白バイの説明を聞いている様子を撮影した写真赤レンガ庁舎前で説明を聞いている様子を撮影した写真展示室の模型の説明を聞いている様子を撮影した写真

視察研修:「市議会議場・時計台」      平成30年11月13日

創造学園42期専攻科の学園生50名が、視察研修を実施しました。最初に市役所ロビーに集合しました。市議会事務局の方に迎えられ、エレベーターで市議会本会議場に向かいました。市議会の活動や議場の内部の説明をしていただいた後、学園生からのたくさんの質問に丁寧にも答えていただきました。見学終了後、11月1日リニューアルオープンしたばかりの時計台に向かいました。ここではボランティアガイドさんの懇切丁寧な説明を聞きました。ほとんどの学園生は久し振りに訪れた時計台が大切に維持管理されていることに驚きました。新たに設置されたクラーク博士の像と一緒に、楽しく記念写真を撮っていました。専攻科は、今回の見学が学園生活最後の視察研修で、感慨もひとしおでした。

本会議場の傍聴席で説明を受けている様子本会議場の様子を説明している写真時計の内部の仕組みを説明している様子展示場所で説明を受けている様子を撮影した写真

講義:歌と絵手紙で綴る札幌の文化財   平成30年11月8日

北海道教育大学岩見沢校の田山修三先生にご講義いただきました。朝の会では学園歌を伴奏していただき、講義では、「ふるさと」「どんぐりころころ」「好きですサッポロ」「青い山脈」を全員で歌い、それらの歌にまつわる札幌の文化財や木、花などのお話を絵手紙とともに説明していただきました。後半も「時計台の鐘」「恋の町札幌」「高校三年生」を歌い、文化財としては、八窓庵、赤れんが庁舎、開拓使本庁舎、豊平館、清華亭などのお話をお聞きしました。どの絵手紙も見事で、また歌を元気に歌い、手品もあり、文化財のお話もと、学園生が終始笑顔でたいへん充実したご講義でした。

学園歌を伴奏していただき斉唱している様子講義の様子を前から撮影した写真講義の様子を後ろから撮影した写真講師の後ろから学園生の様子を撮影した写真

講義:「音楽療法を通じて音楽と私たちのつながりを学ぶ」 平成30年11月6日

北海道医療大学リハビリテーション科学部教授近藤里美先生にご講義いただきました。先生は朝の会からご参加くださり学園歌を伴奏していただきました。講義では、銅鐸の音に始まり、私たちが母親の胎内で出会う音など音楽的コミュニケーション、そして私たちの音楽性は生来的で、生涯的であることをスライドでお話いただきました。音と聴覚機能、そして音楽についての説明があり、講義の後半では、音楽療法の効果と実践例を映像でお話くださいました。音楽療法がいろいろな分野で年々素晴らしい成果を上げていることもよくわかりました。講義の中では、歌唱、手拍子、楽器を用いての体験など、様々な活動を通し音楽療法について楽しく学習したご講義でした。

講義の様子を講師側から撮影した写真研修室の後ろから講義の様子を撮影した写真講師側から講義の様子を撮影した写真曲想に合わせて体を動かしているところを撮影した写真